「プログラミング」というと、難しい言語を覚えたりしなきゃいけないし、世の中に溢れている効率化できるツールを使いたくても間接部門の経理部に自由に使える予算はないからムリ‥と諦めがちですよね。
私も「間接部門なんて」という雰囲気を感じていたので
何十万もツールにかける予算も暇もありませんでした‥
でも世の中には、無料でプログラムを作れるツールがあります。
一番最初に思いつくのはExcelの初期状態から使用することができる「VBAマクロ」ですよね。
ですがマクロには無料で利用できる一方、次のような欠点があります。
・Excelのバージョンが変わったとき、利用できなくなることがある
・複数人での同時作業ができない
・複雑な処理に対して、処理速度が遅い
・WindowsとMacの互換性がない
・プログラムコードが長くなりやすく、書くのが難しいためミスしやすい
せっかく時間をかけて作ったのに使い勝手が悪い‥
作成者が退職したからエラーがあったときに対応できない
このように、VBAマクロはせっかく勉強しても使い勝手が悪かったり、担当者が異動したときに後任がうまく活用できず、元のやり方に戻ってしまう‥という結果になりやすいです。
そこで今、VBAより便利なRPAツール「Python(パイソン)」が注目を浴びています。
Python(パイソン)のメリット
Python(パイソン)は「万人のためのコンピュータープログラミング」を目標に掲げて開発された言語で、他のプログラミング言語と比較して様々な強みを持っています。
以下にPython(パイソン)を使ううえでのメリットをまとめてみました。
コードが短くて簡単
Python(パイソン)は、開発者の目標である「万人のため」に則り、簡潔なプログラムが書けることが最大の特徴です。
Python(パイソン)の文法は、できるだけ平易で簡潔になるようにデザインされています。
そのため、知識が少なくても記述しやすく、ミスが少ないうえに、他の人がコードを見たときに理解しやすく修正も簡単です。
誰が書いても同じようなプログラムになる
Python(パイソン)は簡潔なプログラムであるため、誰が書いても同じようなプログラムになります。
そのため、プログラムを作った人以外の人が見ても動作を把握しやすいので、少しプログラミングの知識がある人がいれば、作成者が退社や異動をしても修正しやすいです。
オープンソースなので無料・主要なOSで利用できる
VBAマクロはWindowsとMacの互換性がなかったため、一度作ったプログラムを流用する事ができませんでした。
Python(パイソン)はオープンソースで公開されており、2022年5月現在は以下の機器で動かす事ができます。
・Windows
・macOS
・Linux
・iOS
・Android
初心者には無料で簡単なPython(パイソン)から始めるのがいいですね!
次回はPython(パイソン)の導入方法について解説していきます
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